Archive for August, 2008
Sunday, August 31st, 2008
大きな風景と大きな志
この木曜日、大きな風景と大きな志に出会って、すがすがしい一日を過ごして来ました。
場所は、ニューヨーク州のフォレストヴァレイにある、YMCAのキャンプ場。コネチカットの我家からも、マンハッタンからも、車で3時間以上かかる山の中です。6000エーカーだというその敷地は、東京の山の手線の内側と、同じ広さ(!)だそう。森があり、湖があり、山川があり、農場があって、キャンプ場という言葉から、我々日本人が想像する『テントを張るための、ちょっとひらけた場所』からは、かけはなれた空間です。主な施設の建つあたりは、『里山』だと言えなくもないのですが、その背後にある森の深さと、どこからも村の明かりが見えたりしないところが、スケールの違いでしょうか。
夏の間、ここには常時500人以上の子供達が来て、2週間以上のキャンプ生活を体験します。サマーキャンプという習慣は、3ヶ月も夏休みがあるアメリカならではのもので、体を動かし、自然に親しみ、物をつくり、何か新しい学習をするような、様々なプログラムが用意されています。数週間子供を預ければ費用がかかりますから、どこの家でも、行かせてやれるという訳ではなさそうですが、「お友達は皆行っている」と子供が思う類の、活動のようです。
そうだとすれば、病気だからキャンプに行けない子供がいるのは、可哀想だ。そういう発想で、フォレストヴァレイのYMCAには、ウェルネスセンターが用意されています。日本でウェルネスというと、フィットネスと同義語のような扱いがされていますので、YMCAの話を聞いて驚きました。人工透析を受けて、腎臓移植を待っているような子供達が、治療を受けながら、他の子供と一緒にキャンプ生活を送るための施設なのです。専門医と看護婦が常駐し、移植できる腎臓が見つかったという知らせが入れば、ヘリコプターで子供を移送する設備が整っています。
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Sunday, August 24th, 2008
夏の終わりの徒然
相変わらず、おかげさまで忙しい毎日を過ごしています。 こちらは夏の暑さも和らいで、秋を感じさせる風も吹き始めました。夏も終わり。 子供達の学校も、もうすぐ始まります。
その一、北京オリンピック
北京オリンピックも終わってしまいました。 オリンピックの時期になると、日本のテレビが恋しくなります。 当たり前なのですが、 アメリカのテレビはアメリカ選手が活躍する種目しか放映しない。 辛うじて、水泳、北島選手の金メダルは、こちらでも観ることができましたが。 仕方ないから、結果をインターネットでチェックして、一人で盛り上がっていました。
なぜか、我家は韓国語のチャンネルが映って、卓球や野球をやっていました。 韓国語、全然わからないのですが、アナウンサーの盛り上がり方が、妙に日本のおじさんの絶叫に似ていて、おもしろかった。 しかし日本の野球は情けなかったですね。 逆転されたら、もうおしまいって感じで、全然気迫が感じられなかった。 全体的に女子はがんばっていて、男子は情けない種目が多かったように思いますが、どうでしょう。
北京オリンピックの新しい競技場、ヘルツォーク&ド・ムーロンが設計した、国立競技場「鳥の巣」や、PTWアーキテクツとARUPが手がけた、国立水泳競技場をはじめ、オリンピックに合わせて、作られた建築が、いろんな建築メディアに取り上げられてきました。 オリンピックが中国にとって、いかに国の威信をかけてとりくんだ、大プロジェクトであったか、説明するまでもないでしょう。
オリンピックが始まるまでの数年の間、建築だけでなく、ランドスケープの分野でも、中国の、いろいろ野心的な発展が見られました。 ASLAのアワードに、中国での作品が受賞したり、ランドスケープ雑誌にも、たびたび、中国のランドスケープ作品の記事がのっていました。 中国のランドスケープをアメリカ、そして世界に発信しようという意気込みを持った人々の存在を垣間見るのです。 建築同様、ランドスケープを、アメリカで学ぶ中国人は多い。 そういう人達の流れだと見て取れます。
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Sunday, August 17th, 2008
バッキーの先取り環境共生
ニューヨークのホイットニー美術館に、バックミンスター・フラーの特別展を観に行ってきました。通称バッキー。建築家で科学者でアーティスト。日本では、フラードームと呼んでいたような気がしますが、ジオデシックドーム(三角形の組み合わせで作られた球体)の考案などで有名です。
