Archive for September, 2008

Sunday, September 28th, 2008

スタッテン島

マンハッタンだけが、ニューヨーク市じゃない、ってことは、日本の旅行ガイドを読んでも、案外わかりにくいのではないでしょうか?他に4つの区、つまりブルックリン、クィーンズ、ブロンクス、スタッテン島があって、ニューヨーク市は全5区で成り立っています。実は私も、つい先日まで、スタッテン島にだけは行ったことがありませんでした。この秋から、教え始めたニューヨーク工科大学で、今学期の都市デザイン設計演習の敷地が、スタッテン島に決まっていたので、あわてて9月の初めに出かけてきたわけです。

スタッテン島には、ブルックリンとニュージャージーからは、それぞれ橋がかかっていて、車で行けますが、マンハッタンからは、フェリーしか交通手段がありません。バッテリーパークの南端にあるターミナルから、何と無料のフェリーが、通勤時には15分毎、それ以外は30分毎くらいで、運行されています。無料なのは、マンハッタン側の地下鉄と、島側のバスとを、乗り継ぐための手段だから、ということらしいです。私は知らなくて、切符売り場を探しまわりました…
フェリーターミナルから、スタッテン島に向けて、船は一直線に南下します。ウォール街の高層ビル群を目前に見ながら、まるで映画のフィルムがズームアウトしていくように、ひたすら後ずさって行く形になります。9月なのに湿度の高い日で、鮮明な写真が撮れなかったのが残念ですが(右上写真)、マンハッタンのパノラマを見るのに、この船より良い手段はありません。

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Monday, September 22nd, 2008

幾万もの、小さな命

先日、友人の事務所を手伝いに行くと、ドライブウェーの入り口で、リスが轢かれて死んでいました。 不憫に思い、そのリスの墓をつくってあげることにしました。 白い布がなかったので、ペーパータオルで、その死体をくるんであげました。死んでしまって、固くなったリスの体を持ち上げると、しっかり重みを感じる。 その途端、なんとも悲しい気持ちになり、感傷的になってしまいました。毎日、本当に沢山の動物の死骸を見ているんですが、いつまで経っても、慣れたりしません。 死骸を見る度に、思わず「南無阿弥陀仏」と唱えています(人ではないけど、この際、構わないじゃありませんか)。
「ロード・キル (road kill)」という言葉をご存知でしょうか。察しがつくかと思いますが、動物達が道路で轢かれて、殺されることを意味します。 一体何匹の動物が全米で轢き殺されているのか、見当もつきませんでした。
National Geographicの10月号に、鹿の交通事故の記事が載っていました(日本版に同じ記事があるのかは知りません)。 昨年、全米で交通事故で死んだ鹿は、およそ150万頭。ある保険会社が、事故クレームの件数から推定したそうです。

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Sunday, September 14th, 2008

ハリケーンアイク

ハリケーンアイクが、テキサスを襲いました。ハリケーンカトリーナ以来、毎年のことになってしまいましたが、海際の町に総避難勧告が出て、そして予想通り大きな被害が出ました。
今回、最も大きな被害が出たのはガルベストンで、私たちにとっては、三月にヒューストンに調査旅行に行った際に、訪れたばかりの町でした。ガルベストンは、16世紀にスペインの冒険家が“発見”(もちろん原住民がいたのです)し、そこからメキシコへと向かった地だそうです。スペイン植民地時代の名残で、今もスペイン風の豪邸が建っていたりします。テキサスが、まだテキサス共和国であったころに、その首都だった時代もあるそうです。テキサス本土から、半島状に突き出していて、橋一本で陸とつながっています。

 
 
 
 

 春に訪れたときには、メキシコ湾が見たくて足を伸ばしたのに、半島の先端部は、
工場や工業港に景色を塞がれてしまっていました。もちろん港の先にあるのは、油田です。細い半島の真ん中を、背骨のように走る主要道のあたりだけが、歴史的地域として保存されています。一旦さびれ切った街が、少し息を吹き返しつつあるところという印象を受けました。そうだとしたら、今度のハリケーンで、浸水被害を受けたのは残念なことです。
そのときは、ヒューストンの南西にある調査先の住宅地(3/31/2008エッセイ)から、南東にあるガルベストンに向かったのですが、その途中の風景忘れられません。

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