これは何の影でしょう。答えは、エッセーの一番最後にあります。

コネチカット州で、建設中の発電所が爆発して、日本でもニュースになったようですね。ここから、車で20分以上も離れた場所なのですが、爆発の瞬間、我が家もバーンとゆれました。もちろん、そのときは、爆発とは知らないで、なんか強い風だなあと思っただけだったのですが。こちらの、建設現場は、安全管理とか(製品管理もなんですが)甘いからなあ。さて、先々週のお約束通り、画家、伊藤若沖の話を。

『若沖ワンダーランド』と題された展示会を見た感想を、すごく簡単に言ってしまえば、「あっ、私がこれまで新しいと思っていたものは、何も新しくないんだ」ということでしょうか。日本では、数年前から急に価値が見直された画家らしいのですが、浦島太郎状態の私は、恥ずかしながら、若沖をジャクチュウと読むことさえ知りませんでした。何の前知識もなく、若沖のパワーに触れてしまったので、衝撃が余計に大きかったのかもしれません。

若沖は、1716年に京都に生まれた画家で、与謝蕪村と同世代です。300年近く、前の人ってことですよね。その人の絵を、現代の絵と同じくらい、ひょっとしたらもっと新しいと、私は感じたわけです。何でだろ?一番の理由は、構図の躍動感じゃないかな。 (more…)

アメリカでトヨタのリコールが大きな話題になっています。日本車は品質がいい、というイメージをくつがえす大事件と見たほうがいいでしょう。こちらのニュースでも同じことを言っていたのですが、大きくなりすぎて、かつてGMが歩んだ道を行くように、だめになっていくのかと心配です。

車3台入るガレージ付き。

車3台入るガレージ付き。

ご存知のように、アメリカでの生活は、車なしでは成り立ちません。そして、アメリカ人も、必要以上に車に頼りきっているように思えます。以前、大学のデザイン実習で、アスレティックフィールドを含む公園の設計がありました。そして各人が自分のデザインをプレゼンテーションした時、僕のデザインに対して、クラスメート達が、「一体どうやって、駐車場からフィールドまで、荷物を運ぶんだい?」と質問されました。そして、僕はこう答えました、「Walk!(歩け!)」と。 (more…)

ニューイングランド地方の冬は、灰色です。嫌だな、暗いな、暗いな、と思っていたら、さっき西の空が、ぼあんと夕焼けになっていました。灰色の液体のなかに、赤い絵の具をポトンと落とした感じで、赤色が渋く広がって綺麗です。一瞬でしたが、良い景色のときもあるんだね、とちょっと見直しました。さて12月に一時帰国して以来、日本の話題でひっぱています。今日も日本の話。

ドーンと見えてしまう和風(?)の本館

滋賀県のMiho Museumに行って来ました。この美術館、日本の方は、意外に知らないのですが、日本好きの外国人に、大変な人気です。だいたい、日本語記述の美術館名が、どこにも見当たらないので、mihoって、どんな漢字を使うのかもわかりません。ホームページには、日本語のページもあるのですが、索引にあたるボタンが、全て英語表示のままです。私も実は、美術館の存在は知っていたものの、大して興味がなかったのを、アメリカの友人が、強く勧めてくれたので、出かけることにしたわけです。

JRの石山寺駅でおり、そこから更にバスで50分。こんな不便なところに、他に行く人あるんだろうかと思っていたのに、冬季の長期休館の直前だったこともあり、臨時バスまで出る賑わいぶり。 (more…)

Next Page »